« 忘れてた | トップページ | 検診結果 »

受精卵取り違えのニュース

体外受精経験者の立場で、色々考えました。

ブログにも何度か書こうとしたものの、気持ちがうまく言葉にならなかったり、テレビで見聞きする情報やコメンテーター等の言葉がいちいち心にグサグサ入ってきてしまい、何とも言えない不安もあってなかなか書けずにいました。

でも先日orangeさんのブログを読ませていただいて、自分でも何とか言いたいことをコメントで書かせていただけたので、自分のブログにも今の思いを書くことにしました。

 
テレビのコメンテーターの多くは「患者さんがかわいそうだ」というコメントを言っていたのですが、中には「神の領域に手を出しているんだから」「“命を操作しているんだから”もっと慎重にやるべきだ」という言葉も。

そっか。確かに「操作」してるんだよなぁ・・・と、言葉のひとつひとつに反応してしまいました。

「不妊治療をしている人がどんな思いで頑張っているかわかってるんでしょうか」と、さも自分はすべてわかってる風に言う人がいると、「あなたは治療せずに子どもを授かってるのに、わかるの?」ってうがった見方をしてしまったり。

久しぶりに不妊治療に関するニュースの言葉ひとつひとつに過敏に反応していた気がします。

それは、今までできるだけ後悔のないようにと思って頑張ってきた治療に対して、考えたくもなかった新しい不安が加わってしまって、気持ちが沈んでいたからだと思います。

多くの病院でひやりとしたことがあるというアンケート結果も見て、今まで行われた多くの不妊治療の中にも、表に出ていないだけで同じような事例があったのではないか・・・などどうしても考えてしまいました。

 
当事者になってしまった双方の患者さんの悲しみは、私には推し量ることができないくらいのものだと思います。

でも、体外授精をして、順調に分割していく卵を見るときの気持ち、それを無事移植できたときの気持ち。今度こそ妊娠してほしいと期待する気持ち。

それがどれほどのもので、その後どんな気持ちで妊娠判定を受けたかはわかります。

 
「これがポンタさんたちの受精卵ですよ」と培養士さんが見せてくれたパソコンの画面。

それは【受精卵】ですが、私たちにとってはすでに【わが子】の姿がそこにあるのです。

私は今までに2回体外受精(正確には顕微授精)をしましたが、幸い2回とも【我が子】である受精卵の成長を目にすることができました。

なかなか子どもを授からない私は、受精卵を目にした時点ですでに我が子に出会えた思いで、涙が止まりませんでした。

今でもあの受精卵は【我が子】だった。そう信じています。

 
どんな仕事でもミスをゼロにすることは難しいですが、絶対にミスが許されないことはミスしない。初歩的なミスなんて有り得ない。

私は医師を信頼しきれずに、かなり注意深く医師の言動を見ていたつもりですが、一歩裏に入ってからの作業は確認することはできません。

産婦人科が不妊専門病院に変わるケースが増えているそうです。本当に不妊治療に従事しようとしている医師が多いと思いたいのですが、報道では「不妊治療の方が儲けがあるから」という理由を言っていました。

もしそうだとしても、そこに希望を求めて通う患者の気持ちを無視することがないようにしてほしい。

心からそう思います。

« 忘れてた | トップページ | 検診結果 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 忘れてた | トップページ | 検診結果 »

赤ちゃん待ち歴

COUNTDOWN


ODF

  • 「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」2012年9月7日公開!

ゴスペラーズ

無料ブログはココログ